【ネタバレ注意】竜とそばかすの姫感想 インターネットの善と悪

映画感想・レビュー

細田守監督が設立した「スタジオ地図」6作目となる本作。

主人公のすず・ベル役はシンガーソングライターの中村佳穂、謎の存在である「竜」には佐藤健、すずの父の役を役所広司が担当。そのほかにも豪華タレント陣がキャラの声を担当している。

また、メインテーマの作詞作曲を常田大希が担当し、ベルのキャラデザをジム・キンが担当するなど、国内外を問わず一流のクリエイターが制作に参加している作品だ。

今回は前回の「ブラック・ウィドウ」とは逆に、友人Oが誘ってきたのでついていくことにした。

あらすじ

自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴(すず)は、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。
母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。

曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することに。<U>では、「As(アズ)」と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。歌えないはずのすずだったが、「ベル」と名付けたAsとしては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。

数億のAsが集うベルの大規模コンサートの日。突如、轟音とともにベルの前に現れたのは、「竜」と呼ばれる謎の存在だった。乱暴で傲慢な竜によりコンサートは無茶苦茶に。そんな竜が抱える大きな傷の秘密を知りたいと近づくベル。一方、竜もまた、ベルの優しい歌声に少しずつ心を開いていく。

やがて世界中で巻き起こる、竜の正体探しアンベイル

<U>の秩序を乱すものとして、正義を名乗るAsたちは竜を執拗に追いかけ始める。<U>と現実世界の双方で誹謗中傷があふれ、竜を二つの世界から排除しようという動きが加速する中、ベルは竜を探し出しその心を救いたいと願うが――。

現実世界の片隅に生きるすずの声は、たった一人の「誰か」に届くのか。
二つの世界がひとつになる時、奇跡が生まれる。

引用:竜とそばかすの姫 公式サイト

感想

観ている途中からずっと思ったのが、インターネットと現実の両方のいい面と悪い面が丁寧に描かれているなということ

「U」の世界では、ベルに対する誹謗中傷がある描写がされていたり、傍若無人にふるまう竜、正義の名のもとに竜を取り締まる者など、それらの描写がやけにリアルで、なんだかインターネットの悪い面をずっと見ているような感覚に陥った。

現実の世界でも、一人のイケメンを巡って主人公が大炎上していたりと、近頃の高校生のリアル(?)ないじめも再現されていてかなり最高な気分になった。(この騒動はヒロちゃんが裏で手をまわしたおかげですぐ鎮火したけど)

ただ、いい面もしっかりと描かれていた。

「U」の世界ですずは歌姫ベルとして生まれ変わり活動しているのは、いわゆるインフルエンサーと呼ばれる人たちを意識して描かれたのかなと思う。現代は、ネット上での活動で人気を得るというのは珍しいことではないし。

すずの母親は、大雨で増水した川から見知らぬ少年を助けるために川に飛び込んだ。その少年は助かったものの、母親は帰らぬ人となってしまう。
すずはまだ幼かったため、母親の行動が理解できずにそのままふさぎ込み、好きだった歌うこともできず、父親とも疎遠になっていた。
しかし、竜の正体を見つけ出し、彼とその弟を助け出したシーンは、すずと彼女の母親が重なってみえて、彼女の成長した姿がみられてよかったなと思う

途中の展開にはいろいろツッコミどころはあるけど、すずが周りの人に支えられて成長していく過程はなかなか感動できた

音楽は本当に良かった

歌のプロが作って、歌っているだけあって劇中の楽曲は本当に最高のクオリティです
特に冒頭の「U」はずっと頭に残っています

高知だったのかよ

実は全く気が付かなかった。

でもね、よくよく思い出してみると駅の路線図に見覚えがあったりして笑った。

あとカミシンが乗ってたカヌー、あれ絶対いいやつだと思う。
たぶんNELOのQuattroだと思う

さいごに

はじめて劇場で細田守作品を劇場で観たのだが、音と映像がとてもきれいだなと思った。特に楽曲はさすがシンガーソングライターといった感じでその時その時のベルの心情をしっかり表していてかなり引き込まれた。

リアルの人間の描写が特によく、主人公の苦難や葛藤、成長がしっかり、ダイレクトに伝わってきた印象をうけた

みんなもパンフレット買おうね

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